【日本のホテル滞在レビュー#2】強羅花壇 in 神奈川 🌟🌟🌟

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静岡
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今回は箱根を代表する名宿、強羅花壇だ。

神奈川の強羅にある旅館「強羅花壇」の滞在レビューをお届けする。

この強羅花壇という名前、常々見事だと思っていた。強羅という厳かな響きの言葉と花壇という優美な響きの言葉のコントラスト。

その美しい名前だけで期待が高まる。

それでは、行ってきます。


シングルマンシュラン(5つ星評価):🌟🌟🌟

シングルマンシュラン定義
🌟🌟🌟🌟🌟: その国/地域に行く目的になるホテル(ポジティブ評価
🌟🌟🌟🌟  : その国/地域を訪れた際は泊まりたいホテル(ポジティブ評価
🌟🌟🌟    : その国/地域を訪れた際は候補の1つとして検討したいホテル(ポジティブ評価
🌟🌟    : その国/地域を訪れた際に他に候補がなければ選んでもよいホテル(中立評価
🌟      : その国/地域を訪れても選ばないホテル(ネガティブ評価


総評

再訪の可能性

強羅花壇は高級旅館の代名詞となっているのではないだろうか?

少なくとも私にとっては、強羅花壇と言えば憧れの高級宿であった。

それゆえ事前の期待値が高すぎたのかもしれない。普通の旅館であれば気にならないことも強羅花壇だからこそ気になってしまう。レビューも少し厳しくなってしまったかもしれないが機会があればまた訪れてみたい。

いや、しかしまずは開業を控えている「強羅花壇 富士」だな。

こんな方にオススメしたい

👉東京から近場で高級宿を探している方

👉旅館でもプールやジムが欠かせない

👉海外からの友人や知人と一緒に日本の旅館に連れていきたい方

ここはちょっと気になるぞ

👉食事のプレゼンテーション力

滞在Tips

旅館内にある鮨かだんでの食事はおすすめだ。個人的な満足度は強羅花壇での食事よりも高い。

ただし、強羅花壇の夕食を鮨かだんでの食事に変更はできない(少なくとも私が訪れた時は・・気になる方は宿に確認されたい)ので、強羅花壇に滞在しながら行く場合は鮨かだんは自ずとランチに訪れることになる。


ホテル基本情報

  • 公式HP
  • ホテル名: 強羅花壇 / Gora Kadan
  • 参考宿泊料金: 120,000円~
  • 所在地: 都道府県名:神奈川県、都市:箱根町強羅

シングルマンステイ情報

  • 滞在時期: Winter, 2024
  • 滞在部屋タイプ: スタンダードタイプ
  • 予約方法: 一休

評価詳細(各5点満点)

コストパフォーマンス:3点

評価が難しい。少し前は、強羅花壇の価格帯は全国でもかなり高い方だった気がするが、今やインバウンド等で東京や京都のホテルがインフレーションを起こしており、地方でもそこまでではないが、値上がりしている。

そのような宿と比較すると相対的に夕食付きでこの価格は決して高くない方だろう。

アクセス:3.5点

電車で行っても、最寄りの強羅駅からは徒歩すぐなので嬉しい。

車でも行きやすいが、東京から車で行くと熱海あたりで渋滞にハマる可能性があるので注意が必要だ。私はランチを鮨かだんを予約していた。一斉スタートなので、遅れては迷惑がかかるのでかなり早めに向かったが、結局渋滞にハマり到着は予約時間を15分ほど過ぎてしまった。。(幸いそのときはゲストが他に誰もおらずお店の方も待ってくださっていた)

ソロフレンドリー:4点

落ち着いているので、ひとりで贅沢な時間を過ごすにはもってこいだ。

部屋以外にもラウンジ、プール、ジム、貸切露天風呂など旅館にしては過ごせる場所が多いので快適に過ごせることができるだろう。

もちろん町に出るのも良い。

キュイジーヌ:3.5点

私の場合、日本の旅館は比較の軸となるのがあさばなので、そうするとどうしても料理の印象が薄く感じてしまう(強羅花壇が悪いというよりあさばが最高過ぎるだけなのだが・・)。

詳細は食事を参照されたい。

クリーンネス&ファシリティー:4点

このクラスの旅館になると清潔なのは当然で、強羅花壇ももちろん隅々まで清掃が行き届いており気持ちが良い。

また、上述したが、設備の充実度は高級旅館の中でも屈指で、特にプールやジムがついているのは珍しい。旅行中もワークアウトを欠かさない方には嬉しいポイントだ。

ただ、これはタイミングが悪かったのだが、貸切で利用できる家族風呂を利用した時、サウナが故障していて使えなかった。もちろん仕方ないことだと思うが、旅館側から説明はなく、入ってみたら「故障中」の張り紙だけがあった。家族風呂の利用の際は、ホテルスタッフの方が入り口まで案内してくれるのだが、その時に一言説明があってほしかったな。

ホスピタリティ:3.5点

インバウンドへの力を入れていることが窺え、外国人スタッフもちらほら見かけた。

また男性スタッフも他の旅館と比べると多い印象。

国籍や性別は良いサービスとは無関係なのだが、比較的若いスタッフが多く、サービスが粗削りだと感じる部分があった。私についてくださったのも若い男性スタッフで、慣れていないと感じる部分があったので新人だったのかもしれない。

もちろん慣れていないだけであり、態度が悪い等ではない。一生懸命な姿は微笑ましくも思う(父親目線)が、強羅花壇であるからこそ一流のホスピタリティを求めてしまうものだ。

一方でベテランと思われる方のサービスは安心感があった。

センス&ユニークネス:3.5点

120mにおよぶ柱廊・月見台が強羅花壇の一番の見どころだと思う。

流れている気も澄んでいて非常に心地が良くパワースポットのような清らかさを感じる。

部屋にいるよりもリラックスできて、ここをいったり来たりして過ごしていた。

一方、部屋は十分な広さがあり、キレイなのだが、凡庸さが否めない。泊まったのがスタンダードタイプの部屋なので上位の部屋は異なるかもしれないが、なんというかもったいない感じがするのだ。

空間の使い方がなんだかしっくりこない。無駄な空間ができてしまっている感じがして惜しい。


ギャラリー

エントランス・ロビー

強羅花壇のエントランス・ロビーの説明
鮨かだんでランチを済ませ、そのまま館内から強羅花壇へ移動
強羅花壇のエントランス・ロビーの説明
チェックインより少し早く着いたが、チャックイン時間までロビーで待つ必要があった。
鮨かだんで食事していたので、多少早く入れてくれてもいいのに、、とは思ってしまった笑
強羅花壇のエントランス・ロビーの説明
ロビーから見た柱廊・月見台。
この造りは圧巻の
一言
強羅花壇のエントランス・ロビーの説明
柱が落とす影も美しい。
風が通り抜け良い気を巡らせている。
強羅花壇のエントランス・ロビーの説明
柱廊・月見台の端から本館を振り返る。

部屋

広くて清潔、なのだが、何か物足りなく感じてしまう。

なんだろう。。旅館としてのこだわりのようなものだろうか。

ここばかりは個人の好みの問題なのだが、「強羅花壇」らしさのようなものがあった方が私には刺さる。

部屋は写真の手前に食事を部屋や洗面所がある(すまない、なぜかほとんど写真を撮っていなかった)。

強羅花壇の部屋の説明
部屋の奥はちょっとしたテラスになっており外に出て庭を眺めることができる。

食事

夕食

献立と料理の写真を見比べるともしかすると写真を撮り忘れたものもあるかもしれない・・すまない。

これも期待値が高すぎたのかもしれないが、インパクトに欠けたまま終わってしまった

もちろん美味しかったはずなのだが味が思い出せない。。。

あと、メインのお肉。確か追加注文したものだと思うが、自分で焼くスタイルだった。もちろんBBQなんかでは自分で焼くのも楽しいが、高級旅館では、料理人が焼いた最高の焼き加減の肉を食べたいんだ。。

高価な肉というだけであれば自分の家でもできる。極端に言えば、安い肉でも調理によって極上のものになったというものが食べたかった。

朝食

朝食も同様にインパクトが薄い。

夜の焼き物がキングサーモンだったのに、朝にも焼き鮭というのもちょっとな。。(むしろあえてなのだろうか?)

あと、白米。前日に炊いたものを温め直して出している?と思ってしまったのだが少しパサついていたのが気になった。

強羅花壇の食事の説明

その他

強羅花壇のその他の説明
大好きな杉本博司さんの作品。
今回、杉本さんの作品が飾られたことも強羅花壇に訪れるきっかけだ。
強羅花壇のその他の説明
右手にあるのはラウンジだ。

お得な予約方法

強羅花壇に少しでもお得に行けたらるんるんだよな。

私もそうだ。

国内のラグジュアリーホテルや高級旅館に関していえば、正直一休を使う以外選択肢はないと思う。

またそのあたりは記事にできたらと思うが、ひとまず以下のリンクから検討してほしい。

一休で強羅花壇を予約する

終わりに&次回予告

強羅花壇、いかがだっただろうか?

期待値が高すぎるゆえの辛口レビューだったが、素晴らしい宿であることは間違いなく、ホテル好きであれば一度は訪れるべき宿だろう。

旅館のみなさま、迎えてくださってありがとうございました。

この記録があなたの旅の参考になれば嬉しい。


次回予告の説明

さて、次回は長野県蓼科にあるホテル ドゥ ラルパージュだ。

蓼科の自然に囲まれた旧宮家別邸跡地に建つまるでフランスの邸宅のようなオーベルジュ。

配信は2025年3月1日予定だ。

できれば、お気に入り登録して楽しみに待っていただけると執筆も頑張れる。

それでは、また次回お会いしましょう。


〇評価基準についてはこちらをご参照ください。

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