About

SINGLEMAN’S HOTEL LIFEへようこそ。

ホテルを起点に世界を旅し、その土地で出会った景色や建築、食や文化。ここは、そんな旅の破片を少しずつ綴っている場所だ。

旅へ出るとき、最初に探すのはいつもホテル。観光名所より先に、その街でどこに泊まるかを考える。どんな景色が広がり、どんな庭を歩き、どんな椅子で本を読むのか。そんな時間を思い浮かべながら旅先を決める。

豪華だからでも、有名だからでもない。ホテルには、その土地の歴史や文化、人々の暮らし、そして流れる時間が静かに折り重なっている。建築や料理、香り、窓から差し込む光まで、その場所らしさを映し出しているように思う。だから私はホテルを目的地に旅をする。そしてホテルを起点に街を歩き、建築を眺め、食を味わい、美術館へ立ち寄る。このブログは、そんな旅の記録を少しずつ残している。


旅の破片

旅は、帰ってきた瞬間に終わるものではない。何年も経って写真を見返したとき。ふと耳にした音楽や香りに、あの街を思い出したとき。旅は記憶の中で少しずつ形を変えながら、ずっと生き続けている。

だから、このブログにあるのは旅行記ではなく、「旅の破片」だ。ホテルのことだけを書く日もあれば、街角で見つけた骨董や、忘れられない一皿について書く日もある。どれも、その旅を思い出すために欠かせない、小さな欠片だ。


シングルマンシュランについて

ホテルレビューでは、「シングルマンシュラン」という独自の評価を用いている。ホテルを順位づけするためではない。旅を重ねても、自分が何に心を動かされたのかを忘れないため。そして、この場所を訪れてくださる方がホテルを選ぶとき、一つの視点になればと思って続けている。

評価項目は、コストパフォーマンス、アクセス、ソロフレンドリー、キュイジーヌ、クリーンネス&ファシリティー、ホスピタリティ、そしてセンス&ユニークネスの七つ。それぞれを5点満点で評価しているが、総合評価は単純平均ではない。

最も重視しているのは「センス&ユニークネス」。ここでいうユニークとは奇抜さではなく、そのホテルがその土地でしか成立しえない存在であることだ。土地の歴史や文化、風景や人々の暮らしを受け止め、その場所だけの世界観を築いているホテルには強く惹かれる。「いつかまた訪れたい。」そう思える場所を探している。


この場所へ訪れてくださったあなたへ

ホテルが旅の目的地になる。建築を眺めるために遠回りをする。観光地を一つ減らしてでも、そのホテルでもう少しだけ時間を過ごしたくなる。そんな旅に心当たりがあるなら、この場所もきっと楽しんでもらえると思う。

もし、まだそんな旅をしたことがなくても大丈夫。一つの記事を読み終えたあと、「こんなホテルがあるなら、その国へ行ってみたい。」そんなふうに思ってもらえたなら、それ以上に嬉しいことはない。


書き手について

東京在住。ホテルを起点に世界を旅しながら、写真を撮り、文章を書く。普段は会社員として働き、カメラを片手に旅を記録している。現在は、旅から受け取ったインスピレーションを形にするアパレルブランドの立ち上げた。

旅の目的地は、人それぞれ違う。絶景かもしれない。美術館かもしれない。一皿の料理かもしれない。私にとって、その多くはホテルだった。この場所が、あなたの次の旅を思い描くきっかけになれば嬉しい。

2026年の夏、マラケシュのamanjena

新しい旅の破片を、そっとお届けします。