旅のグルメ#11|Ravintola Kamome|かもめ食堂に想いを馳せて

SINGLEMAN’S HOTEL LIFEへようこそ。 ホテルを起点に世界を旅し、その土地で出会った景色や建築、食や文化──そんな旅の破片を綴っている。

今回は、フィンランドのヘルシンキにあるレストラン「Ravintola Kamome」をお届けする。日本の皆さんにはかもめ食堂といった方が伝わるかもしれないな。そう、映画「かもめ食堂」のロケ地だった場所だ。映画を見ていつかヘルシンキを訪れた時に行ってみたいと思っていた場所だ。

それでは、行ってきます。

目次

旅の情景

街の一角に小さく日本語で「かもめ食堂」という文字を見つけたとき、なんだかとても嬉しくなった。

中に入ると中国人の団体客がいて、とても賑わっていた。
彼らはなぜここに来たのだろうか。

かもめ食堂のことを知っているとは思えないし、ヘルシンキでわざわざ日本食を食べるのも不思議だ。
そんなことを思いながら、案内された小さなテーブルに腰を据える。

映画そのままではないが、
かもめ食堂のあの空気感のようなものを感じる。
全体的な白と水色の色合いがそう感じさせるのかもしれない。
彼女たちの面影を探してしまう。

映画で印象的だったおにぎりを注文してみることにした。
出てきたおにぎりはなんとも歪な形だったがこれもご愛嬌だな(笑)
卵焼きに、お味噌汁、お漬物もついており、なんだか小さい頃の自分の家のお昼ご飯を思い出す。
お皿があのアラビアだったらなぁ。

地元っ子だろうか。
映画で描かれていた、少しずつ地元っ子たちに受け入れられていく様子が思い浮かぶ。
豪華さや派手さはないが、

ヘルシンキの日常にすっかりとけこんでいるかもめ食堂が妙に誇らしかった。

時期:Early Summer 2025

テーブルの記憶

料理に関して言うと、おにぎりは正直お米はすこしパサパサしていたし、形はお世辞にもキレイとは言えず、これはかもめ食堂じゃない!と思ってしまったのも事実。けれども、遠い異国の地で食べる歪なおにぎりは、美しい記憶として残っている。いっときの旅人である私でもこうなのだから、きっと北欧に暮らす日本人にとっては日本を感じる大切な場所だったのだろうな。

そういえば、シナモンロールも食べておけばよかったな。

終わりに&次なる旅の破片

Ravintola Kamome、いかがだっただろうか?

今回の閉店のニュースを見たときはとても残念だった。いつか再開も模索しているということも書いてあったので、楽しみにしていたい。

この記録があなたの旅の参考になれば嬉しい。


さて、次回はフィンランドのヘルシンキにあるイノベーティブレストラン「Ravintora Nokka」だ。

北欧旅の最期の夜に選んだフィンランドの伝統料理をモダンに昇華させたダイニングだ。

お届けは2026年2月21日予定だ。

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では、また旅のどこかで。

新しい旅の破片を、そっとお届けします。

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