ごきげんよろしゅう。ホテル偏愛家のシングルマンだ。自身の審美眼に従って世界の美しいホテルを巡り、その旅の破片を記している。
今回は、スウェーデン・ストックホルムにあるグランドホテルストックホルムのダイニング「ヴェランダン」のディナーをお届けする。日本でのブッフェの原型とされるスウェーデン起源のスモーガスボード(smörgåsbord)を体験するために、せっかくであれば格式ある場所で、と思って選んだのがここだ。
それでは、行ってきます。
旅のフラグメント

レストランへは一度ホテルに入る必要がある。
しかし、格式ある名門クラシックホテルだけあり、エントランスには麗しきドアマンが何人もおり、華やかに着飾ったゲストを案内している様子に庶民である私は一瞬たじろぐ。
意を決して入り(実際なんてことはなかったが)、レストランに行くといくらかカジュアルな雰囲気で安心する。顎髭をたっぷりたくわえた豪快そうなおじちゃんに予約している旨を伝え席に案内してもらう。


ビールを頼んでスモーガスボードがスタート。
中央にブッフェ台があるので、あとは自分でとりにいくだけだ。

とはいえ、スモーガスボードには、日本のバイキングやブッフェにはないルールがある。
盛りすぎてはいけないし、お皿も都度交換しなければいけない。
そして何より大切なのは食べる順番だ。基本的には冷菜→温菜の順に進めていく。
(なお、食べ方ガイドも置かれているのでお作法を知らない方も安心だ)


郷に入っては郷に従え、だ。
ガイドに則って進めることにする。
(左上)1皿目:まずはオールニシンの酢漬け。たくさんの種類があって愉しい。
(右上)2皿目:続いて冷たい魚料理。サーモンやエビ、魚卵など。
(左下)3皿目:ここでようやくサラダや温かい魚料理。
(右下)4皿目:最後に温かい肉料理など。
〆はデザートだ。


ルールに則って食べ進める、という行為は、ブッフェでありながらも、
「食べ放題だ、いえーい」という感じではなく、どこか儀式的で、背筋が伸びる感覚だ。
きっとスウェーデン人にとっても”祝祭”のような意味合いが強いのではないのだろうか。
ごちそうさまでした。

いつかホテルにも泊まってみたい。
時期:Summer 2025
記憶の一皿
一番印象的なのは、ニシンの酢漬けだ。これだけでたくさん種類があり、面白い。これはハマる人は相当ハマるんじゃないだろうか。私もこれが好みでお酒も進むのでついつい食べ過ぎて後半が苦しくなってしまった。
周りを見渡すとルールに関係なく好きなものをとって食べている方もいたが、ここはぜひ伝統的なルールで進めてほしい。
ヴェランダンが気になるあなたに向けた予約方法
ヴェランダンのことが少しでも気になっていただけたら嬉しい。
予約しておくのが望ましいだろう。レストランの公式HPからオンラインで予約することができるので活用してほしい。
レストラン基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| レストラン名 | ヴェランダン(The Veranda) |
| ホテル名 | グランドホテルストックホルム(Grand Hotel Stockholm) |
| 予算 | 10,000~15,000円/人 |
| 営業時間 | 月~金:11:30 – 23:00、 土日:12:00 – 23:00 |
| 所在地 |
Södra Blasieholmshamnen 8, 111 48 Stockholm, スウェーデン |
終わりに
ヴェランダン、いかがだっただろうか?
本場で体験するスモーガスボードは貴重な体験だった。
ホテルのみなさま、迎えてくださってありがとうございました。
この記録があなたの旅の参考になれば嬉しい。

さて、次回はスウェーデン・ストックホルムにある森の墓地だ。
スウェーデン人の死生観を感じることができるそんな場所だ。
配信は2026年1月24日予定だ。
できれば、お気に入り登録して楽しみに待っていただけると執筆も頑張れる。
それでは、また次回お会いしましょう。



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