
私のための特別なホテルリスト、それがThe SHL Listだ
ごきげんよろしゅう。ホテル偏愛家のシングルマンだ。自身の審美眼に従って世界の美しいホテルを巡り、その旅の破片を記している。
2026年がスタートした。あなたはどんな美しい一年を思い描いているだろうか。ぜひ教えていただける嬉しい。あなたにとって実り多き一年になりますよう。
さて、私は今帰国して、その足で某旅館にきている。一年を旅で締めくくり、そして旅でスタートする、最高の一年の始まりだ。今年もたくさん旅をしたい。まだ見ぬ美しい景色に出会いたい。
有難いことに少しずつだが、読者の方が増えてきた。もともと「シングルマンシュラン」という少しエンタメ要素を持たせた旅の栞のようなブログとしてスタートしたSINGLEMAN’S HOTEL LIFE(SHL)だが、今年から読者の皆様に楽しんでいただけるよう新たな企画をスタートしたい。
それが“The SHL List”だ。
── 世界一周の地図の上に、最期に還る“家”を探している。
旅をするたび、私はひとつの問いを胸に抱く。
「人生の最期に還りたい“場所”はどこにあるのだろう」 と。
世界には、美しいホテルがいくつもある。
けれど、the SHL List に名を刻むホテルは、ただの“宿泊先”ではない。
そこは、旅の途中でふいに出会う、
“最期の時を過ごしたい”と思える場所。
ロビーに差し込む淡い光、あたたかなもてなし、旅人たちの空気
真夜中の部屋の静寂、朝窓辺に揺れるレース。
そうした些細な瞬間にも、胸の奥が静かに震え、
「ここにすべてを委ねてしまいたい」と思わせてしまう場所。
私はいつか、“そんな愛するホテルだけを巡る世界一周” をするつもりだ。
the SHL List は、その日のための私的な星図(star map)。
旅を重ねるたび、ゆっくりと埋まっていく、
未来の世界地図の余白だ。
これはアワードではない。
比較でも、ランキングでもない。
これは、私という旅人が世界のどこに“還る”のかを探すための、
終わりのない航海日誌である。
ゆっくりとページをめくってほしい。
あなたの心にも、いつかの旅の景色が灯りますように。
The SHL Listに綴られるための5つの「しるし」

The SHL Listに綴られる条件は、私の直感的なものだ。理性ではなく、本能で還りたいと思える場所。ゆえにその条件を言語化するのは難しいが、あえて言葉にすると以下の5つだ。
その場所に、静かに沈み込んでいく感覚があること
豪華さや機能性ではなく、
心の輪郭が少しずつほどけて、
その空間の呼吸と自分の呼吸がゆっくり混ざっていくような場所。
「ここに居たい」と、言葉より先に身体が納得する宿。
光・風・時が空間の一部として息づいていること
朝の光、午後の風、夕方の影、夜の静けさ。
それらが偶然ではなく、
その場の意図として、建築にそっと組み込まれていること。
自然の移ろいが“設え”となって滞在の深度を変えてくれる場所。
人の佇まいに、やわらかな美が宿っていること
マニュアルではなく、
土地や建物と同じリズムで動くような人の気配。
言葉の前に伝わる優しさ、
距離の取り方の品、
その場所の呼吸を乱さない“静かな存在感”。
その土地の物語が、ひっそりと根を張っていること
歴史でも、新しさでも、形式でもない。
そこに流れる文化や自然、暮らしの気配への敬意が
建築・庭・香り・素材に静かに滲んでいること。
“その土地でしか生まれない”物語があること。
星のような輝きを秘めていること
the SHL List に選ばれるすべての場所は、
上の4つを超えて、なお、
言葉では捉えきれない“特別な光”を放っている。
旅の途中でふと視界を横切る流星のように、
心に一度触れたら、
その後の旅のルートを静かに変えてしまう。
世界一周に組み込みたくなるほどの、忘れられない輝き。
The SHL Listに綴じられた宿
それでは、今回は、2025年に訪れた宿から、The SHL Listに名を刻む宿を発表したい。
あさば / Asaba(静岡・修善寺)
エトヘム / Ett Hem(スウェーデン・ストックホルム)
ルヌガンガ / Lunuganga(スリランカ・ベントータ)
ヘリタンス カンダラマ / Heritance Kandalama(スリランカ・ダンブッラ)
以上の4軒だ。
それぞれが全く違う個性を持つが、どれもが私にとって特別な場所だ。
終わりに&次回予告
The SHL List、次回はまた1年後に発表予定だ。
いつかこのリストを手に世界を旅したい。

さて、次回はスウェーデンのストックホルムにあるホテル「ホテル シェップスホルメン」だ。
光に溢れたシェップスホルメン島に静かに佇むホテルだ。
配信は2026年1月10日予定だ。
できれば、お気に入り登録して楽しみに待っていただけると執筆も頑張れる。
それでは、本年もよろしくお願いいたします。







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