世界のホテル滞在レビュー#5|ナンバー11|在りし日のバワを感じることができる邸宅

Number 11の美しい扉

ごきげんよろしゅう。ホテル偏愛家のシングルマンだ。自身の審美眼に従って世界の美しいホテルを巡り、その旅の破片を記している。

今回はスリランカのコロンボにあるホテル「ナンバー11」の滞在レビューをお届けする。ジェフリー・バワの自宅兼事務所だった場所の一部がホテルになっており生前バワが蒐集したアンティークがそのまま残っている唯一無二の空間だ。なお、今回は宿泊はしておらず、訪問のみとなっている。

それでは、行ってきます。


目次

旅のフラグメント

外からは、ただの控えめな都市の家屋かもしれない。
しかし内部は、連なり、折れ、奥へと続く。
部屋は区切られず、体験として編まれている。
バワの思考そのものに触れる滞在。

閑静な住宅街に佇むNumber 11

コロンボの中心地の閑静な住宅街にひっそりと佇むナンバー11。

ラキ・セナナヤケのデザインによる神秘的なドアをあけ中に入るとそこからはバワの世界。

外と内の境界が融けるというバワの特徴を有しつつ、住宅街にあるとは感じさせない構造が素晴らしい。

わくわくがとまらない。

光が注ぐNumber 11の中庭
中庭の天井はそのまま外に繋がっている。雨が降った時の景色や植物を打つ音もまた良いのだろうな。
白と黒でまとめられたNumber 11の寝室
バワが好んだ白と黒を基調にした寝室。黒い直線が浮かびあがるようなセンスがたまらない。
バワの蒐集したアートや骨董が並ぶNumber 11

バワが人生で一番多くの時間を過ごした場所ゆえ、これほどまでにバワの哲学を感じられる場所は他にない。
彼の蒐集した骨董や古美術、階段の手すり、そのひとつひとつに美が宿る。
五感を研ぎ澄ませて対峙したい。
もちろんリラックスすることも忘れずに。

屋上のテラスからはコロンボの街並み。

低層階なので、人々の営みを色濃く感じることができる。

バワを感じながら暮らすように滞在する。

ここではそんな滞在が似合う。

コロンボの息遣いを感じるNumber 11の屋上テラス
どこを切り取っても美しいNumber 11
また必ず来る。

時期:Summer, 2024

シングルマンシュラン 🌟🌟🌟🌟— 8.8 / 10 Outstanding


シングルマンシュラン定義
🌟🌟🌟🌟🌟: その国/地域に行く目的になるホテル(ポジティブ評価
🌟🌟🌟🌟  : その国/地域を訪れた際は泊まりたいホテル(ポジティブ評価
🌟🌟🌟    : その国/地域を訪れた際は候補の1つとして検討したいホテル(ポジティブ評価
🌟🌟    : その国/地域を訪れた際に他に候補がなければ選んでもよいホテル(中立評価
🌟      : その国/地域を訪れても選ばないホテル(ネガティブ評価

※詳細な評価基準についてはこちらをご参照してほしい。


再訪の可能性

必ず再訪する。

非日常の空間ではあるが、日常の空間として、自宅のように、暮らすように滞在してみたい。

バワの生活を追体験することでナンバー11の更なる良さがわかる気がする。

こんな方にオススメしたい

👉アンティークや骨董に興味がある方

👉ホテルのサービスより建築そのものを楽しみたい

👉他のバワホテルをすでに巡った

滞在Tips

他のバワホテルで用いられているデザインが、ナンバー11にもあったりする。

それは、バワはまず自分の自宅に配置してから、ホテルに展開していったためだ。

他のバワホテルとナンバー11を比較しながら見てみると面白い発見があるはず

なお、部屋数が少ないため滞在を希望する場合は、とにかく早めに予約しよう。

評価詳細(各5点満点)

コストパフォーマンス:3.5点

決して安くはないし、ラグジュアリーホテルのようなサービスがあるわけでもない。しかし、この宝箱のような空間を独占できることを考えるとリーズナブルだと思える。

アクセス:4.5点

コロンボの中心部にあり、アクセスは最高だ。また周囲は閑静な住宅街で治安も悪くない。おしゃれなカフェやショップもたくさんあるエリアであり散策するのも楽しいだろう。バワの旧事務所を改装したカフェ「パラダイスロード」も近いのであわせて訪問したい。

ソロフレンドリー:4点

ひとりでは少し広すぎるかもしれないが、誰にも邪魔されずバワの空間に浸れるという最高の贅沢。バワに興味がない人と行くくらいならひとりで行って、めいっぱい在りし日のバワに想いを馳せたい。

キュイジーヌ:-

今回食事をしていないため、評価しない。
なお、そもそもここは厳密にはホテルではないので、レストランはないが、コロンボ中心部なので食事に困ることはないだろう。ただし、宿泊者限定で朝食は提供される。バワが実際に食事したダイニングで朝食をとることができるというここだけでしかできない体験だ。

クリーンネス&ファシリティー:3点

ここは元々はバワが1959年に取得した建物だ。その後、隣接する3軒も取得し、増改築を繰り返して、4軒を繋げている。したがって、建物自体は古く、大きな改装もせず、バワの生前の状態をなるべくそのままにしているので傷んでいる部分もあろう。

またバワ建築の特徴である境界がない(=内と外が繋がっている)部分もあるため、外から虫などが入ってくることもあるかもしれない。実際にバワも蚊に悩まされたそうだ。

そんな不便さも楽しめるのであれば問題ない。

ホスピタリティ:3.5点

ホテルではないので、ラグジュアリーホテルのようなサービスは期待しない方が良いだろう。しかし、スタッフの方々はみな親切で、バワへの愛に溢れている。誇りをもって働いているのが伝わってくるしバワについて語らってみたい。

センス&ユニークネス:5点

上記の通り、増改築を繰り返しているため、縦に長い独特な構造をしている。そこにバワの蒐集した数々のアンティークや調度品が並ぶ。それらが見事に部屋と調和しており、他のホテルでは味わえない唯一無二の空間になっている。

バワのくせのようなものが空間を埋め尽くしているので、万人に刺さる空間ではないが、好きな人にはたまらないだろう。もちろん私もそのひとりだ。バワが暮らしていた空間にどっぷりと浸ることができる体験はこの上ない贅沢なものだ。

ナンバー11が気になるあなたに向けた予約方法

ナンバー11のことが少しでも気になっていただけたら嬉しい。そんなあなたのために私のおすすめの予約方法を記しておきたい。

ホテル偏愛家の私が選ぶベストな予約サイト、それはBooking.comだ。様々な予約サイトを実際に利用・比較し、その①利便性、②安全性、③価格の観点から判断したもので、私の旅にも欠かせない存在になっている。比較できるように主要な大手予約サイトのリンクを載せておくので、あなたの好みに合うものを選べば良いが、もし決められないということであれば、Booking.comを選んでおけば間違いないだろう。下記、各サイトのロゴをクリックすれば直接ホテルページにアクセスでき、簡単かつお得に予約ができるので、ぜひ利用してほしい。

※アフィリエイトリンクを利用しています。リンクをクリックしても費用は一切かかりませんのでご安心ください。このリンクからホテルを予約していただけると予約サイト運営会社から私にわずかな収益が支払われます。この収益はブログの運営費用に充てさせていただいております。

※予約サイトの考え方についてはこちらで整理しています。


ホテル基本情報

  • ホテル名: Number 11 / ナンバーイレブン
  • 訪問時期: Summer, 2024
  • 所在地: 国名:スリランカ、都市:コロンボ
  • 滞在部屋タイプ: -
  • 参考宿泊料金: 一泊あたり60,000円~
  • 公式HP
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次