バワが蒐集したアンティークにただたたうっとりしてしまう
スリランカのコロンボにあるホテル「ナンバー11」の滞在レビューをお届けする。
ジェフリー・バワの自宅兼事務所だった場所の一部がホテルになっており生前バワが蒐集したアンティークがそのまま残っている唯一無二の空間だ。
なお、今回は宿泊はしておらず、訪問のみとなっている。
それでは、行ってきます。
シングルマンシュラン:🌟🌟🌟🌟
総評
再訪の可能性
必ず再訪する。
非日常の空間ではあるが、日常の空間として、自宅のように、暮らすように滞在してみたい。
バワの生活を追体験することでナンバー11の更なる良さがわかる気がする。
こんな方にオススメしたい
👉アンティークや骨董に興味がある方
👉ホテルのサービスより建築そのものを楽しみたい方
👉他のバワホテルをすでに巡った方
滞在Tips
他のバワホテルで用いられているデザインが、ナンバー11にもあったりする。
それは、バワはまず自分の自宅に配置してから、ホテルに展開していったためだ。
他のバワホテルとナンバー11を比較しながら見てみると面白い発見があるはず。
なお、部屋数が少ないため滞在を希望する場合は、とにかく早めに予約しよう。
ホテル基本情報
- ホテル名: Number 11 / ナンバーイレブン
- 訪問時期: Summer, 2024
- 所在地: 国名:スリランカ、都市:コロンボ
- 滞在部屋タイプ: -
- 参考宿泊料金: 一泊あたり60,000円~
- 公式HP
評価詳細(各5点満点)
コストパフォーマンス:3.5点
決して安くはないし、ラグジュアリーホテルのようなサービスがあるわけでもない。
しかし、この宝箱のような空間を独占できることを考えるとリーズナブルだと思える。
アクセス:4.5点
コロンボの中心部にあり、アクセスは最高だ。
また周囲は閑静な住宅街で治安も悪くない。
おしゃれなお店も点在しており散策するのも楽しいだろう。
バワの事務所を改装したカフェ「パラダイスロード」も近いのであわせて訪問したい。
ソロフレンドリー:4点
ひとりでは少し広すぎるかもしれないが、誰にも邪魔されずバワの空間に浸れるという最高の贅沢。
バワに興味がない人と行くくらいならひとりが断然良いだろう。
キュイジーヌ:-
今回宿泊していないため、評価しない。
なお、そもそもレストランはないが、コロンボ中心部なので食事に困ることはないだろう。
ただ、バワが実際に食事したダイニングで朝食をとることができる。
クリーンネス&ファシリティー:3点
元々はバワが1959年に取得した建物だ。
その後、隣接する3軒も取得し、増改築を繰り返して、4軒を繋げている。
したがって、建物自体は古く、バワの生前の状態をなるべくそのままにしているので傷んでいる部分もあろう。
またバワ建築の特徴である境界がない(=内と外が繋がっている)部分もあるため、外から虫などが入ってくることもあるかもしれない。
それらも味として楽しめるのであれば問題ない。
ホスピタリティ:3.5点
高級ホテルとしてのサービスは期待しない方が良いだろう。
しかし、スタッフの方々はみな親切で、バワへの愛に溢れている。
誇りをもって働いているのが伝わってくるしバワについて語らってみたい。
センス&ユニークネス:5点
上記の通り、増改築を繰り返しているため、縦に長い独特な構造をしている。
そこにバワの蒐集した数々のアンティークや調度品が並ぶ。
それらが見事に部屋と調和しており、他のホテルでは味わえない唯一無二の空間だ。
万人に刺さる部屋ではないが、刺さる人にはぐっさり刺さる。
もちろん私もそのひとりだ。
ただただ空間に酔いしれることができる。
ギャラリー
ナンバー11は写真撮影禁止エリアも多く、載せていない部屋もある点、ご了承いただきたい。
エントランス
部屋
その他
お得な予約方法
ナンバー11に少しでもお得に行けたらるんるんだよな。
私もそうだ。
基本的にはホテル公式と複数の大手ホテル予約サイトを比較して検討すれば間違いない。
大体は大手ホテル予約サイトの方がお得になるが、公式は独自のプログラムを提供している場合もあるので念のためチェックしておこう。
ナンバー11の場合、運営しているのが非営利組織であるジェフリー・バワ財団であり、ホテル会社ではない。
したがって、提供しているプログラムもないので、素直に以下の以下の大手ホテル予約サイトを比較して予約がベストだ。
※expediaでのナンバー11の取り扱いはないようだ。
終わりに&次回予告
ナンバー11、いかがだっただろうか?
書いていて今すぐにでも行きたくなってきた。
宿泊はしていないが、ホテルのみなさま、迎えてくださってありがとうございました。
この記録があなたの旅の参考になれば嬉しい。
さて、次回はスリランカのルヌガンガだ。
バワの別荘であり、一歩足を踏み入れただけで空気がふっと変わるような、まさにサンクチュアリ。
配信は2024年12月28日予定だ。
できれば、お気に入り登録して楽しみに待っていただけると執筆も頑張れる。
それでは、また次回お会いしましょう。
〇評価基準についてはこちらをご参照ください。
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