
初滞在が素晴らしいものだったラルパージュへの再訪だ
ごきげんよろしゅう。ホテル偏愛家のシングルマンだ。自身の審美眼に従って世界の美しいホテルを巡り、その旅の破片を記している。
今回は、長野は蓼科にあるホテル「ホテル ドゥ ラルパージュ」の滞在レビューをお届けする。前回の訪問ですっかり気に入ってしまって、今回は念願の再訪が叶った形だ。前回の宿泊記もぜひ参照いただきたい。
前回伺ったのが雪が積もる冬だったが、今回は梅雨の初夏。どんな景色が待っているだろうか。それでは、行ってきます。
旅のフラグメント

梅雨の日だったが、到着時は日が出ていて、天井から燦燦と降り注ぐ光に迎えられる。
この”ウインターガーデン”は日々の雑念を浄化する作用があるのではないかと思う。
ここに来るとそんな感覚になる。清らかであたたかなこのホテルのアイコニックな空間。

今回もエグゼクティブルームへ滞在。
前回と同じカテゴリーで広さは同じだが、今回の部屋はよりおこもり感のある。
やはり部屋の隅々まで行き届いた美意識が素晴らしい。
窓からは、青々とした蓼科の森。梅雨雲がどこか神秘的な雰囲気を生む。





ラルパージュの雰囲気、どこかで感じた空気に似ているなとこれまでの旅に思いを巡らす。
そうだ、パリの名門パラス、”ル ブリストル”だ。極めて上質なクラシック&ラグジュアリー。開業1年のホテルが、100年の歴史を持つホテルを感じさせるなんてさすがだな。
そんなことを考えながら、バーでアペリティフを。泡が腸を心地よく刺激し、宴の準備が整う。




またとない晩餐。
ゲストが部屋に戻った後も
あたたかな余韻がテーブルに残る。
素晴らしい食事の時間は、ホテルとゲストの双方で作り上げるものだ。
何かの縁でこの場に居合わせた方すべてに感謝したい。


朝起きると、しとしとと恵みの雨が、豊かな森を降り注いでいた。
雨の蓼科も良いな。
ラルパージュの滞在中は庭の散歩以外は(ホテルが快適すぎて)外に出たくなくなるので、
晴れでも雨でも雪でも天気に滞在体験を左右されない。

フルーツの切り方、並べ方ひとつとっても美しい。
些細なことに見えても、その光景が記憶にしっかり残る。
ラルパージュで撮った写真を見返すと「うまく撮れているな」と思うものが多い。
しかしこれは私の写真が上手いわけではなく、ホテルのたゆまない美意識のたまものなのだ。
時期:Summer, 2025
部屋:エグゼクティブルーム
シングルマンシュラン(5つ星評価):🌟🌟🌟🌟🌟
シングルマンシュラン定義
🌟🌟🌟🌟🌟: その国/地域に行く目的になるホテル(ポジティブ評価)
🌟🌟🌟🌟 : その国/地域を訪れた際は泊まりたいホテル(ポジティブ評価)
🌟🌟🌟 : その国/地域を訪れた際は候補の1つとして検討したいホテル(ポジティブ評価)
🌟🌟 : その国/地域を訪れた際に他に候補がなければ選んでもよいホテル(中立評価)
🌟 : その国/地域を訪れても選ばないホテル(ネガティブ評価)
今回もやはり素晴らしい滞在となった。
まだ予約が取りやすいのは何かのバグだろうか。とにかく素晴らしいホテルなので、豊かな自然の中でのんびりと流れる時間を過ごしたい方には強くおすすめしたい。
前回滞在との比較で1点。部屋は同じカテゴリーのエグゼクティブルームだが、前回は2階、今回は3階だった。広さは同じだが、2階は高い天井に大きな窓とテラスがあり解放感がある。3階は屋根の傾斜に沿った斜めの壁でよりおこもり感がある部屋だ。ここは好みになるだろうが、個人的には2階の部屋がより好みだ。リクエストしてみても良いだろう。
評価詳細(各5点満点)
評価詳細は、前回の宿泊記を参照してほしい。
ホテル ドゥ ラルパージュが気になるあなたに向けた予約方法
ホテル ドゥ ラルパージュのことが少しでも気になっていただけたら嬉しい。
そんなあなたのために私がオススメする予約方法を記しておく。国内のラグジュアリーホテルや高級旅館に関していえば、大手海外予約サイトか一休が最善の選択だと思う。海外旅行もよくいかれる方は前者、国内旅行メインの方は後者で間違いないだろう。予約以下のリンクから直接ホテルページにアクセスできるので、どなたでも簡単に、そしてお得に予約ができる。ぜひ利用してほしい。




※アフィリエイトリンクを利用しています。リンクをクリックしても費用は一切かかりませんのでご安心ください。このリンクからホテルを予約していただけると予約サイト運営会社から私にわずかな収益が支払われます。この収益はブログの運営費用に充てさせていただいております。
ホテル基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| ホテル名 | ホテル ドゥ ラルパージュ / HÔTEL de L’ALPAGE |
| 宿泊料金 | (ローシーズン)100,000円~、(ハイシーズン)120,000円~ |
| 客室数やタイプ | 全12室の客室とスイート |
| 食事 | 館内レストラン「ル・ジャルダン」でフランス料理を提供。2,000本以上のワインが常備されている。朝食はビュッフェでガレットやお粥も |
| チェックイン/チェックアウト時間 | チェックイン:15:00~24:00、チェックアウト:11:00 |
| 特徴的な設備やサービス | バー、ライブラリ、庭園、コンシェルジュサービス、無料Wi-Fi、空港送迎サービス(有料) |
| 所在地 |
長野県茅野市北山4035-1820 |
| アクセス | 東京から車で4時間程度(約4.5km)。電車の場合、特急あずさで茅野まで2時間、そこからタクシーで25分 |
終わりに&次回予告
ホテル ドゥ ラルパージュ、いかがだっただろうか?
再訪でこのホテルの素晴らしさが確信に変わった。
ホテルのみなさま、今回も迎えてくださってありがとうございました。
この記録があなたの旅の参考になれば嬉しい。

さて、再び北欧の旅に戻ろう。次回はスウェーデン・ストックホテルにある「エトヘム」をお届けする。
私が世界で最も素晴らしいと思っている推しホテルだ。
配信は2025年12月13日予定だ。
できれば、お気に入り登録して楽しみに待っていただけると執筆も頑張れる。
それでは、また次回お会いしましょう。



コメント