SINGLEMAN’S HOTEL LIFEへようこそ。 ホテルを起点に世界を旅し、その土地で出会った景色や建築、食や文化──そんな旅の破片を綴っている。
今回は、佐賀の鹿島にある宿「御宿 富久千代」の滞在レビューをお届けする。この宿は、日本酒「鍋島」を生んだ富久千代酒造が営む日本酒オーベルジュで、2021年に開業した。日本酒好きとしてはぜひ一度訪れてみたかった場所だ。
それでは、行ってきます。
旅の情景
白壁の町に、酒を醸す静かな時間が流れている。
米と水、人の手が重なり、一滴の酒へと姿を変える。
その営みのすぐそばで、今夜は眠る。
ここは、日本酒の時間そのものに泊まる宿。

酒蔵通りと呼ばれる通りに、凛と佇む茅葺屋根の宿。
築230年の時間の重みを感じる。

中庭に面したリビングでチェックイン。
美しい調度品があちらこちらに鎮座している。


ぜいたくな邸宅には、ベッドルームも2つ。



オーディオルームがある宿はそうそうない。
好きな音楽を聴いて過ごす時間もまた至福。
ふと天井を見上げるとガラスになっており、室内からも茅葺部屋を見ることができる粋な演出。





お気に入りの名作椅子で。

静かな時間が流れる。
Season – Spring, 2022
Room Category – 本邸
シングルマンシュラン🌟🌟🌟🌟🌟— 9.3 / 10 Exceptional
シングルマンシュラン定義
🌟🌟🌟🌟🌟: その国/地域に行く目的になるホテル
🌟🌟🌟🌟 : その国/地域を訪れた際は泊まりたいホテル
🌟🌟🌟 : その国/地域を訪れた際は候補の1つとして検討したいホテル
🌟🌟 : その国/地域を訪れた際に他に候補がなければ選んでもよいホテル
🌟 : その国/地域を訪れても選ばないホテル
※詳細な評価基準についてはこちらを参照してほしい。
※これまで訪れた全ホテルのレビュースコアをまとめたものはこちらを参照してほしい。
SHLでは、基本的に当サイトがオープンした以降の滞在を記事にしているが、今回は、どうしても記事に残しておきたくて、当サイトオープン前の滞在をお届けしている。それくらい記憶に残る滞在の1つだった。
オーベルジュは日本にも数多くあれど、日本酒オーベルジュというのはここだけ。日本酒が好きな方には間違いなく刺さる宿だろう。ミシュラン三ツ星の神楽坂石かわ出身のシェフが腕を振るう料理も素晴らしく、日本酒との最高のマリアージュが楽しめる。心も身体も日本酒に溺れたい。次回、このオーベルジュのダイニング「草庵鍋島」の記事も併せて読んでいただけると嬉しい。
宿の設えもとても贅沢で、さりげなく置かれているものも骨董やユニークピースだったりする。オーナーのこだわりがこれでもかと詰まった空間もこの宿を唯一無二なものにしている。
そして特筆すべきは、エクスペリエンス。鍋島の社長がひょっこりと現れて、酒蔵通りと鍋島の酒蔵を直々に案内してくださった。鍋島の裏話などここでしか聞けない話もたくさん聞かせていただき、貴重な体験だった。
評価詳細(各5点満点)
上述の通り、滞在から少し時間が経っており、当時とは変わっている部分もあると思われるため、個々の評価については差し控える(例えば、当時は本邸しかなく、1日1組だったが、現在は離れなど4棟で運営されている)。
予約ガイド
この宿は、公式HPより予約が可能だ。
ホテル基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| ホテル名 | 御宿 富久千代 |
| プライスカテゴリー | ラグジュアリー |
| 客室数 |
全4棟 |
| 食事 |
|
| チェックイン/チェックアウト時間 | チェックイン 15:00 / チェックアウト 11:00 |
| 特徴的な設備やサービス |
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| 所在地 | 〒849-1322 佐賀県鹿島市浜町乙2420-1 |
| アクセス |
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終わりに&次なる旅の破片
御宿 富久千代、いかがだっただろうか?上質で豊かな時間を過ごすことができた。ホテルのみなさま、迎えてくださってありがとうございました。
この記録があなたの旅の参考になれば嬉しい。

さて、次回からまた海外の旅に戻ろうと思う。最初はトルコ・イスタンブールにあるホテル「ペラ パレス ホテル」だ。アガサ・クリスティがオリエント急行殺人事件を執筆したホテルとしても有名だ。
お届けは2026年10月24日だ。もし、この旅を気に入っていただけたなら、読者登録して、新しい旅の破片もそっと受け取っていただけると嬉しい。
では、また旅のどこかで。
