世界のホテル滞在レビュー#13|アヴァニ+ ルアンパバーン in ラオス|古都と調和するエレガンス

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ラオス
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古都ルアンパバーンの空気と調和し、ゆったりと流れる時が心を解きほぐす

ラオスのルアンパバーンにあるホテル「アヴァニ+ ルアンパバーン」の滞在レビューをお届けする。

このホテルは元々はアマンの創業者エイドリアン・ゼッカがアマンを去った後に作ったブランド「アゼライ」として2017年に開業したホテルで、”シンプル&エレガンス”をコンセプトとする。

はじめてこのホテルが雑誌で特集されていたとき、その凛とした佇まいに恋に落ち、訪問を熱望していたホテルだ。

それでは、行ってきます。

旅のフラグメント

真夏の強い日射しに思わずプールに飛び込むとしぶきがきらめく。泳ぎ疲れたらプールサイドでうとうと。

バルコニーへ出る窓を開け放つとふわっと心地よい風が吹き込み白いレースカーテンが心地よさそうに揺れる。

木陰になったバルコニーのソファに寝転ぶと聞こえるのは鳥の囀りと木々のざわめきだけ。

中庭を眺めているとホテルスタッフとふっと目が合って微笑み合う。

そんなのどかな昼下がり。

焼き立てのパンとコーヒーの香りに誘われて。

早朝5:30、眠い目をこすりながら静まり返ったホテルをそっと抜け出す。

まだ外は暗く空気はひんやりとしている。
寺院の方へ向かうと中からそろそろとオレンジの行列が現れる。
托鉢のはじまりだ。

頭を丸めた子供たちはみな裸足だということに気付く。
痛くないのだろうか、ガラスは落ちてないのだろうかなどとはらはらしてしまうが、未来の僧たちは粛々と歩みを進める。

静寂の中執り行われる日常。
祈りが今日もルアンパバーンに響く。

ミニマルさの中に宿る美しさ。白い三角屋根が青い空に映える。
ホテル近くのプーシーの丘に登って。太陽が傾き、古都を橙に染めてゆく。忘れらない風景だ。

時期:Summer, 2024
部屋: AVANI DELUXE POOL VIEW ROOM

ある旅人の1日の物語

14:00
チェックイン。 空港から市街地へ。ロビーのやわらかい空気に、旅の緊張がほどけていく。
14:00〜15:00
部屋でひと休み。 バルコニーのソファで、風を感じながら深呼吸。
15:00〜17:00
中庭のプールで涼む。 水面と静けさに包まれて、時間の感覚がゆっくりと溶けていく。
17:00〜21:00
夕陽と夜の街を楽しむ。 プーシーの丘で夕陽を見届け、市街地で食事をして、ナイトマーケットをぶらぶら。街のにぎやかさに気分は最高潮。
21:00〜23:00
ホテルのバーで一杯。 グラスを傾けながら、今日の余韻に浸りつつ、静かに眠りの準備を。
5:00
静かな朝に目覚める。 まだ薄暗い空の下、特別な1日のはじまり。
5:30〜7:00
托鉢の見学と朝市。 僧侶の行列に心が整い、朝の市場でルアンパバーンでの暮らしの空気を味わう。
7:00〜8:00
ホテルで朝食。 たっぷりの光の中で、あたたかいコーヒーと作りたてのふわふわパンケーキを。
8:00〜12:00
のんびりと過ごす朝。 本を読んだり、散歩したり、もう一度プールに行ったり。ホテルを満喫。
12:00
チェックアウト。 名残惜しさを感じつつ、満たされた気持ちでホテルをあとに。

シングルマンシュラン(5つ星評価):🌟🌟🌟🌟


シングルマンシュラン定義
🌟🌟🌟🌟🌟: その国/地域に行く目的になるホテル(ポジティブ評価
🌟🌟🌟🌟  : その国/地域を訪れた際は泊まりたいホテル(ポジティブ評価
🌟🌟🌟    : その国/地域を訪れた際は候補の1つとして検討したいホテル(ポジティブ評価
🌟🌟    : その国/地域を訪れた際に他に候補がなければ選んでもよいホテル(中立評価
🌟      : その国/地域を訪れても選ばないホテル(ネガティブ評価

※詳細な評価基準についてはこちらをご参照してほしい。


このホテルはどこまでも優しい。

シンプルでミニマルであるからこそ、不必要な情報がなく、身も心もリラックスできるのだ。

だからこそ五感をほどいて、この空間に身をゆだねたい。

願わくば、このホテルに長めに滞在して何もしない贅沢を満喫したい。

評価詳細(各5点満点)

コストパフォーマンス:3点

ラオスの物価は日本と比べると高くないが、ルアンパバーンに関しては、物価は高め。

ホテルに関しても安宿も点在しているが、ラグジュアリーホテルになると割安感はなく、アヴァニ+もそこまでコストパフォーマンスが優れているわけではない。

とはいえ、エイドリアン・ゼッカが手掛けたホテルと考えると、アマンの10分の1くらいのこの空気感を味わえると思えば、気負わなくてもよい。贅沢の質を変える選択肢としては、悪くない。

アクセス:4点

ルアンパバーン市街地は空港からバンで15分程度。

アヴァニ+ルアンパバーンは市街地から程近く、ちょうどナイトマーケットのスタート地点あたりにあり、ホテル内は静かでありながら、どこにいくにも便利で絶好のロケーションだ。

そんなr“ルアンパバーンに暮らすような距離感”が心地よい。

ソロフレンドリー:4点

ルアンパバーンは中国鉄道が開通したために、中国からの団体客が大量に押し寄せており、特にルアンパバーンの主要な観光地(プーシーの丘、早朝の托鉢、国立博物館など)は中国人団体客で混雑する。

あまりこういうことを言いたくないが、騒がしいし、マナーは悪いしルアンパバーンの静寂をぶち壊す。

しかし、ホテルの中は静寂そのもので、外の喧騒も一切聞こえないし、ゲストも非常に落ち着いた層で団体客はいない。外の喧騒とはまるで別世界のように、ここでは時間が静かに、丁寧に流れていた。ひとりの時間を味わいたい人に、これ以上の場所はなかなかない。

キュイジーヌ:3.5点

朝食のみ利用。

ビュッフェ+メインは別途選ぶスタイルでビュッフェはライブキッチンもあり充実している。ブッフェの内容は洋食メイン(一部ラオス料理も)だが、ラオスはフランスの植民地だったことに加え、現在もフランス人が多く住んでいることからパンのレベルが高い。

メインも種類が多く、毎日違うものを頼めるので飽きない。私は、エッグベネディクト、アドカドトースト、マンゴーパンケーキをいただいたが、できたてを頬張ることができるのは幸せだ。

コロニアル様式の美しいレストランで贅沢に一日をスタートするのはどうだろう?

クリーンネス&ファシリティー:4点

比較的新しいホテルであり、設備は新しく、館内は手入れが行き届いており清々しい

建物も白を基調としており、ゆるやかに揺れる緑が影が落とす影が美しく、それだけでこのホテルの清らかさが伝わる気がした。

ホスピタリティ:3.5点

ラオスの人は親切で少しシャイな人が多いと思う。

それはホテルのホスピタリティにも表れているようだ。押しつけがましくなく、控えめ。廊下ですれ違えば、少しはにかんだ笑顔で挨拶していれる。言葉以上に、あたたかさが伝わる瞬間だった。

センス&ユニークネス:4点

さすがはエイドリアン・ゼッカというべきか、フランス植民地時代のコロニアル様式とラオスの伝統建築を上手く融合させており、新しい建築でありながらルアンパバーンという街と見事に調和している。

さらに”シンプル&エレガンス”というコンセプトもうまく体現できており、華美な部分は一切なく、清廉な印象を与えるが、ここで過ごす時間は極めて上質だ。ミニマルにしていくと通常個性やユニークさは出しにくくなるが、アヴァニ+ルアンパバーンはその部分が損なわれていないのが素晴らしい

アヴァニ+ ルアンパバーンが気になるあなたに向けた予約方法

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ホテル基本情報

項目 詳細
ホテル名 アヴァニ+ ルアンパバーン(Avani+ Luang Prabang)
ホテルブランド AVANI
ホテルグループ Minor Hotels
宿泊料金 (ローシーズン)36,000円~、(ハイシーズン)54,000円~
客室数やタイプ 全53室の客室とスイート
食事 館内レストラン「メイン・ストリート・バー・アンド・グリル」で多国籍料理を提供。朝食ビュッフェは毎日6:00~10:00に利用可能。ルームサービスも営業時間内で利用可。
チェックイン/チェックアウト時間 チェックイン:14:00~24:00、チェックアウト:12:00
特徴的な設備やサービス 屋外プール、フィットネスセンター、フルサービススパ、ライブラリ、庭園、コンシェルジュサービス、無料Wi-Fi、空港送迎サービス(有料)
所在地 PO Box 1142, Setthathirath Road, Hua Xieng Village, Luang Prabang, Laos PDR 06000

アクセス ルアンパバーン国際空港から車で約15分(約4.5km)。主要な観光スポット(ナイトマーケット、プーシーの丘、王宮博物館など)へ徒歩圏内。

終わりに&次回予告

アヴァニ+ ルアンパバーン、いかがだっただろうか?

ルアンパバーンの空気を反映したシンプル&エレガンスというコンセプトがぴったりで身も心もリラックスできた。

ホテルのみなさま、迎えてくださってありがとうございました。

この記録があなたの旅の参考になれば嬉しい。


さて、次回はルアンパバーンのおすすめスポットをお届けしたい。

このホテルと一緒に合わせて、訪れていただくと一層特別な旅になるだろう。

配信は2025年4月5日予定だ。

できれば、お気に入り登録して楽しみに待っていただけると執筆も頑張れる。

それでは、また次回お会いしましょう。

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