ごきげんよろしゅう。ホテル偏愛家のシングルマンだ。自身の審美眼に従って世界の美しいホテルを巡り、その旅の破片を記している。
今回は、フランスのサン=ポール=ド=ヴァンスにあるホテル「トワール ブランシェ(toile blanche)」のダイニング「ル レストラン(Le Restaurant)」のディナーをお届けする。このホテルに滞在したどの時間も忘れがたいが、特に美しい記憶として残っているのが、レストランで過ごした時間だ。
トワール ブランシェの宿泊記もあわせて読んでほしい。

それでは、行ってきます。
旅のフラグメント
ある日の夕食

レストランは庭園を見渡す高台にある。
コート・ダジュールの風を感じるテラス席。
空と同じ色のロゼの泡で乾杯。

人生最高のラタトゥイユ。
まるでこのホテルの畑を一皿に盛り付けたような美しい一皿。


ある日の朝食
陰にすこしずつ光が差してゆく。
鳥の囀りが庭園に響く。
時間がゆっくりと流れる朝。

またある日の夕食

今日は燃えるような赤。
一日とて同じ空はない。
ここでは、毎日が特別な日になる。
。



Season – Autumn, 2025
記憶の一皿
このダイニングのスペシャリテ、ラタトゥイユ。最初出てきたとき、知っているラタトゥイユと随分違うので、「これラタトゥイユなの?」と思ってしまったが、一口食べると確かにラタトゥイユの味なのだ。しかも、水分が少ないソースはぎゅっと濃厚で、ワイルドな味わいの野菜にも負けない力強さ。シンプルなのに複雑で、今までの人生で食べたラタトゥイユで一番美味かった。他の料理も平均点は高いが、このラタトゥイユが群抜きで美味しいので、マストで食べてほしい。
朝ごはんはアラカルトで注文できる。私が注文したセットメニューはボリュームたっぷりでテーブルが華やぐ。
あとは写真を見ていただければわかるが、景色が最高なので、ぜひ明るい時間帯に訪れたい。一番のおすすめはやはり夕暮れ時。空が徐々に傾いて深く深く染まってゆく瞬間はとてもロマンチック。真っ暗になるともちろん景色は何も見えない(プールはライトアップされているが)ので、ぜひ明るい時間に入店したい。
5つ星ホテルとしては価格も良心的で飾らない空気なので一人でも非常に使い勝手が良い。もちろんカップルやご家族にもぴったり。
ル レストランが気になるあなたに向けた予約方法
ル レストランのことが少しでも気になっていただけたら嬉しい。
公式サイトからオンライン予約できるので、予約してから行こう(宿泊ゲストは、レセプションを通した受付でもOKだ)。ちなみに朝食も同じ会場だが、こちらは予約不要だ。そもそも宿泊プランに朝食付きプランがないのだが、朝食を食べたい場合は、ふらっとレストランに行けば良い。「朝ごはん食べる?」と聞かれ「うん」と言えば、席に案内してくれる。精算はチェックアウト時。
レストラン基本情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| レストラン名 | ル レストラン(Le Restaurant) |
| ホテル名 | トワール ブランシェ(toile blanche) |
| 予算 | 10,000~15,000円/人(ディナー利用時) |
| 営業時間 | 19:00 – 22:00 (夏季) / 19:00 – 21:00 (冬季)、定休日なし |
| 所在地 |
826 Chemin de la Pounchounière, 06570 Saint-Paul-de-Vence, France |
終わりに&次回予告
ル レストラン、いかがだっただろうか?贅沢な空間で幸せなバースデーを過ごすことができた。ごちそうさまでした。
この記録があなたの旅の参考になれば嬉しい。

さて、次回は前回の写真で巡る旅コート・ダジュール編の続きをお届けする。コート・ダジュールからプロヴァンスへ向かう旅だ。
お届けは2026年6月27日予定だ。できれば、お気に入り登録して楽しみに待っていただけると執筆も頑張れる。
それでは、また次回お会いしましょう。

コメント