
氷河が生み出す究極の絶景
ごきげんよろしゅう。ホテル偏愛家のシングルマンだ。自身の審美眼に従って世界の美しいホテルを巡り、その旅の破片を記している。
今回は、デンマークの「オードロップゴー美術館」をお届けする。ここを訪れる一番の目的は、私の場合フィン・ユール邸だったが、もう一つがザハ・ハディドによる新館だ。生でザハの建築を見たことがなかったので、この目で見ておきたかったのだ。
それでは、行ってきます。
旅のフラグメント
アルミニウムの波の向こう側の影。
女王の創造物は宇宙からの落とし物のよう。
いつしか自然はそれを受け入れ、
コロニーを形作るのだ。

曲線をベースにしたミニマルな空間は宇宙船を想起させる。
さあ、宇宙船を探索しよう。





揺れる葉がコンクリートに描く北欧の森
ガラスに映る人々ののどかな休日
無機質な建築でありながら、優しく優しく佇んでいる。
時期:Summer 2025
記憶の一筆
初めて見たザハ・ハディドの建築。想像していたのはもっと奇抜で、周囲から浮き出るようなイメージだったが、ここオードロップゴー美術館のザハは、コンクリートでありながら、不思議と周囲の森と調和しているように感じた。それは宇宙船が墜落した場所に、長い年月をかけて生態系を再生していくような、そんな物語。
オードロップゴー美術館内にあるフィン・ユール邸もおすすめだ。気になる方はこちらの記事を参照してほしい。
旅のスポット基本情報
項目 | 詳細 |
---|---|
名称 | オードロップゴー美術館(Ordrupgaard Museum) |
所在地 | Vilvordevej 110, 2920 Charlottenlund, デンマーク |
特徴 | 印象派とデンマーク近代絵画の名品を所蔵。 |
アクセス | クランペンボー駅(Klampenborg)下車(コペンハーゲン中央駅からC線で20分ほど)。そこから388番バスで、Vilvordevej Ordrupgaard下車徒歩5分。 |
開館時間 | 火~日曜 11:00–17:00(水曜 11:00-19:00) |
終わりに&次回予告
オードロップゴー美術館、いかがだっただろうか?
北欧の森に抱かれたザハ建築。不思議な居心地の良さを感じる場所だった。
この記録があなたの旅の参考になれば嬉しい。

さて、次回は北欧旅の合間の小休憩として、東京にある「グランド ハイアット 東京」をお届けする。
このブログでは初のハイアットだ。
配信は2025年10月25日予定だ。
できれば、お気に入り登録して楽しみに待っていただけると執筆も頑張れる。
それでは、また次回お会いしましょう。
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