【バワ建築宿泊記】ヘリタンス・ガンダラマ /Heritance Kandalama~前編~

最も有名なバワ建築、ヘリタンス・ガンダラマに宿泊したよ!

バワといえば、このホテルを真っ先に思い浮かべる人は多いのではないでしょうか?

僕も学生の頃に初めて知って、いつか訪問したいと思っていた恋焦がれたバワ建築、

それがこのヘリタンス・ガンダラマです。

少しでも多くの方にこのホテルの魅力を伝えられるようホテルマネージャーから教えてもらったレア情報も含め共有します!

なお、熱を入れて書いていたらボリュームが増えすぎたので前編・中編・後編に分かれています。

ホテル基本情報

バワ建築には珍しい森のリゾートです。

開業年:1994年
ホテルグレード:★★★★★
所在地:ダンブッラ(Dambulla)

宿泊記

ホテルまで

アクセスはしっかり確認しましょう!


ヘリタンス・ガンダラマは、スリランカの丁度中央部分に位置します。

多くのバワ建築が、西から南の海岸沿いにありますが、ここだけ外れた場所なので、バワ建築巡りをする場合は順序をしっかり計画すべきです。

今回、僕はネゴンボからプライベートカーでヘリタンス・ガンダラマで移動しました。

時間は4時間程度です(コロンボからでも同程度)。

他にも電車やバスを乗り継いで行く方法もありますが、時間がかかるし、慣れていないと疲れます。

せっかくのバワ建築を堪能する旅であれば、プライベートカーをお勧めします。

なお、スリランカは主要都市間は高速道路が整備されていますので、車の移動は想像以上に快適ですし、意外と景色も楽しめました

ただし、ヘリタンス・ガンダラマの周辺は道が舗装されていないので、最後15分くらいは結構揺れます。

でも、それくらいの時間であれば秘境感があって、僕は楽しめました(笑)

エントランス・ラウンジ

憧れのホテルにわくわくが止まりません・・!エントランス・ラウンジにも見どころが多いですので気を抜かないように!!

長旅の後に、姿を現わすヘリタンス・ガンダラマ!感動です。

自然の岩をダイナミックに用い、外に向かって放射状に開いたエントランスが旅人を迎えます。圧巻。

レセプションの壁も大変美しいですが、見逃したくないポイントは受付のデスク。

コロンボの銀行が火災で焼失した際の廃材を用いているそうです。

チェックインのためにエントランスからラウンジに向かう見どころの通路です。

ここでも片側はそこにあった岩をそのまま用いています。

自然をそのまま活かす、バワの哲学が垣間見れます。

ちなみに、このアイデアはシーギリヤのミラーウォールから着想を得たそうです。

これはシーギリヤに訪れた際に撮影したミラーウォールです。

確かにガンダラマの通路と非常によく似ています。

バワはスリランカの自然や文化から大きなインスピレーションを受けています。

こういった比較をしながらバワ建築を味わうのも楽しいです。

小道を抜けると、一気に視界が抜けラウンジが姿を現します。

バワお得意のアプローチですね。

バワが好んだ白と黒で統一された空間でウェルカムドリンクを頂きながらチェックインです。

ラウンジからテラスに出たところにもちょっとした見どころがあります。

こちら、大きな蛇のオブジェです。

これはホテル建設当初はなかったもので、後から作られたものです。

なぜだと思いますか?

それはこの岩壁にあります。

雨が降るとこの壁から水が浸みだしてくるそうで、それを塞き止めるために設置されたそう。

岩の隙間を潰すという選択肢もあったと思いますが、なるべく自然を残すというバワの考えが反映された素晴らしいポイントだと思います。

要チェックです。

お部屋

部屋の種類も多く、それぞれ特徴があるので、しっかり調べて失敗しないお部屋選びをしたいところ!




写真の通り、ヘリタンス・ガンダラマは横に1キロもある非常に大きなホテルで、

エントランスを起点として、シーギリヤ・ウイングとダンブッラ・ウイングに分かれています。

ちなみにシーギリヤ・ウイングは眺望の良い部屋を選べば、世界遺産シーギリヤが見えますが、

残念ながらダンブッラ・ウイングからは、世界遺産ダンブッラ石窟寺院は見えないそうです。

そのため、個人的にはシーギリヤ・ウイングのお部屋をリクエストするのがおすすめです。

次に、ガンダラマの部屋は、スーペリア、パラノミック、ラグジュアリー、ラグジュアリーパラノミック、デラックス、スイート、ラグジュアリースイート、ロイヤルスイートの7つです。

後ろにいくほどハイクラスの部屋になっています。

ややわかりにくいですが、ラグジュアリーよりデラックスの方がハイクラスになっています。

ガンダラマは眺望が見どころの一つでもあるので、展望が良いパラノミックかデラックス以上の部屋をおすすめします。

今回、僕が宿泊した部屋のクラスは「シーギリヤ・ウイング」の「デラックス」になります。

お部屋です。

落ち着いたインテリアと十分な大きなのベッドの反対側は・・

テラス付きのウッディなお部屋です。

派手さは全くありませんが、自然と調和した落ち着く部屋です。



テラスからはガンダラマ湖を一望できます。

ホテルを覆っている植物が垂れ下がっており幻想的な眺めです。

猿もテラスに頻繁に遊びにきます。

テラスに出るたびに遭遇しました(笑)

そして、部屋の隣には広々したバスルームです。

デラックスルームを取るべきなのはこのジャグジー!!

こんなジャグジー世界中探してもなかなかないです。

特に早朝に入るのが最高です。

陽を浴びた植物が落とす影が美しく森に包まれている気分になります。

そして、ホテルの方がこっそり教えてくれたバワマニアポイントが実はバスルームにあります

こちらのバスルームの壁の木柄のタイル、よくよく見ると・・




文字のようなものが書かれているのがわかるでしょうか?

これは、このホテルの建築でバワをサポートした大学の研究室のメンバーの名前がシンハラ語で書かれているとホテルのマネージャーが教えてくれました。

ぜひチェックしてみてください。

前編まとめ

期待が高かったホテルですが、実物はその期待を上回りました!

今回は、アクセス、エントランス・ラウンジ、お部屋を中心に紹介しました。

なかなかガイドには載っていないレアなバワポイントもありましたね。

中編もぜひご一読ください!


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