【完全版】死ぬまでに訪れるべきジェフリー・バワの全ホテル!

僕の最も敬愛する建築家の一人、ジェフリー・バワ!

スリランカの偉大な建築家、ジェフリー・バワ、ご存知でしょうか?

バワの建築は「トロピカル建築」「熱帯建築」と呼ばれ、スリランカの美しい自然や文化を取り入れています。

内と外の境界なき建築は今や世界最高級のホテルブランド「アマン」をはじめ多くのリゾートに多大な影響を与えています。

僕自身、最も好きな建築家で、初めて滞在した時は感動しました。

バワの建築を巡るためにスリランカを訪れる価値が十分にあります。

今回はそんなバワ建築で宿泊できる建築を年代別に並べてみました。

バワの建築は時代を経ることによって建築の変化もあり、比べてみると面白いです。

滞在する際は、ぜひ作られた年代も意識して選んでみてください。

スリランカへの行き方は?

直行便があるので便利です!

バワ建築があるスリランカへは、成田からコロンボまでの直行便で行くのが一般的です。

運航航空会社はスリランカ航空で、成田発は火、木、土、日、コロンボ発は月、水、金、土とそれぞれ週4便出ています。

片道約9時間、時差は3.5時間です。

UL455 成田11:35→17:25コロンボ 火木土日
UL454 コロンボ19:50→08:10 月水金日

バワ建築はどこにある?

ビーチリゾートが多いから西から南の海岸沿いに多いよ!

北海道の8割程度の大きさのスリランカですが、

交通機関は発達しているとは言えません。

しかし、バワ建築は西側から南側の海岸沿いの高速道路が整備されているエリアに集中しています(ヘリタンスガンダラマなど一部例外あり)。

そのためしっかり計画を立てれば、効率的に回ることも可能です。

宿泊できる全バワ建築

ガイド本ではあまり紹介されないバワ建築もあるよ!!

宿泊できるバワ建築を年代別にまとめてみました。

レアな建築もあるので、ぜひ参考にしてください。

ちなみに名前がちょっとややこしいものがありますが、

これは「ホテルグループ名+ホテル名」になっているためです(ジェットウイングとかヘリタンスとか)

なお、情報は2024年7月時点です。

運営主体が変わることも時々あるようなので注意。

では、いってみましょう。

ナンバー11/Number 11(1960)


出典:Official site

バワのコロンボの自邸です。

豪邸が立ち並ぶ住宅街の中に佇んでいます。

ちなみに11番地にあることからこの名称です。

宿泊なしの見学ツアー(要予約)もありますが、せっかくなら宿泊したいところ。

バワが蒐集した調度品の数々が素晴らしいです。

公式サイト

ジェットウィング・ラグーン/Jetwing Lagoon(1966)


出典:Official site

バワが一番初めに設計したホテルです(旧:ブルー・ラグーン)。

空港からアクセスしやすく、旅のスタートや終わりにおすすめです。

100mのプールは圧巻です。

※2024年9月末まで改修中のため予約できません。工事は延長される可能性があります。

公式サイト

ターラ・ベントータ(旧アヴァニ・ベントータ)/Thaala Bentota(1970)


出典:Official site

ココナッツの緑と赤と白の建築、青い空のコントラストが美しいバワ初期の作品。

隣接するベントータ駅もバワ設計によるものでこちらも見どころです。

公式サイト

ヘリタンス・アフンガラ/Heritance Ahungalla(1981)


出典:stworld.jp

今やリゾートホテルに欠かせない存在となった「インフィニティ・プール」ですが、

その建築手法の生みの親は実はバワです。

バワの建築の多くでインフィニティ・プールが取り入れられていますが、

最初のインフィニティ・プールの作品がこのヘリタンス・アフンガラです。

プールとインド洋の連続性は圧巻で、間に置かれている通称ラブソファで寛ぐ時間は最高です。

公式サイト

クラブ・ヴィラ/Club Villa(1981)


出典:Official site

バワが友人のために住居として設計した建築。

その後、ホテルとして改築されました。

こじんまりしたブティック・ホテルが好きな人におすすめ。

公式サイト

ジェットウィング・ビーチ/Jetwing Beach(1984)


出典:Official site

ジェットウィング・ラグーンと同様、空港からアクセスしやすいです。

スリランカの「ゴールデン・ビーチ」の起点となるネゴンボに「ロイヤル・オーシャニック・ホテル」としてバワが設計したホテル。

2005年にはバワの弟子・ヴィノド・ジャヤシンゲにより改築されていますが、

エントランスの印象的な天井はバワのオリジナルです。

部屋からプール、プールからビーチへのアプローチが美しいです。

公式サイト

★宿泊記

ヘリタンス・カンダラマ/Heritance Kandalama(1994)


出典:stworld.jp

海のリゾートが多いバワの中で、珍しい森のリゾート。

そして、バワ建築の中で最も有名なものがこのヘリタンス・ガンダラマ。

森に侵食されたような建築は時間や天候で刻々と表情を変えます。

壁がないため、野生の猿や鳥にほぼ100%出くわします。

またホテルの敷地は野生の象の通り道にもなっています。

僕も最も好きなバワ建築の1つです。

2024年は開業30周年でホテル内には特別ギャラリーが設置されています。

公式サイト

★宿泊記

ジェットウィング・ライトハウス/Jetwing Lighthouse(1997)


出典:Official site

世界遺産ゴールからインスパイアされて設計されたジェットウィング・ライトハウスは、

数あるバワ建築のビーチリゾートでも「最高傑作」と呼び声も高い。

ラキ・セナナヤキの圧巻の螺旋階段を抜けた先に広がる景色にはっと息を飲みます。

随所にバワらしさを感じられる素晴らしい建築。

公式サイト

★宿泊記

ザ・ブルー・ウォーター/The Blue Water(1998)


出典:Official site

バワ設計の最後のホテルです。

いわば、バワの集大成として完成度も高いため訪れるべきホテルです。

直線的な印象の建物と曲線的な印象の植物による対比が面白いです。

公式サイト

レッドクリフ/Red Cliffs(1998)


出典:Official site

スリランカ南部の美しい海岸線に位置する小さな町ミリッサにあるレッドクリフ。

ジャヤワルダナ家のためのプライベート休暇用に設計された断崖絶壁に立つバワ最晩年の作品の一つ。

部屋数はわずか3部屋でいずれも250平米程度の広々した部屋です。

半屋外のリビングが心地良い。

公式サイト

ルヌガンガ/Lunuganga(1998)


出典:Official site

バワが週末を過ごすための別荘。

完成まで長い年月をかけておりバワの理想郷です。

広大な敷地の多くが庭。

中でもバワが眠るシナモンヒルからの晴れた日の眺めはこの世ではないと感じるほど美しいです。

ナンバー11と同様、見学ツアーもありますが、宿泊して、優しく流れる時間に包まれたい。

公式サイト

ナンバー5 ルヌガンガ/No.05 Lunuganga(2016)


出典:Official site

ルヌガンガとまとめて紹介されていたりしますが、厳密には分けるべきです。

このナンバー5は通称エナハウスと呼ばれています。

由来は、バワ建築に欠かせないアーティストでもあるEna De Silvaとその夫の住居であるためです。

1962年にコロンボに建てられたものが2016年にルヌガンガの敷地に移設されました。

まずはルヌガンガに宿泊したいところですが、バワマニアの方はこちらもありかも。

公式サイト

デ サラム ハウス/De Saram House(2019)


出典:Booking.com

バワの友人であったデ・サラム家が所有していた家を1986年に改築したもので、

2019年に、修理を行い宿泊施設として宿泊できるようになりました。

修理はバワの弟子が実施しています。

公式サイト

どっぷりバワの世界に浸るには

いかがだったでしょうか?

いずれのバワ建築も素晴らしく、実際に滞在すると気づくことがたくさんあると思います。

そのバワの世界にどっぷり包まれるためには、やっぱりひとりで行くのがおすすめです。

ひとりでの旅先にバワ建築はぴったりだと思います。

ぜひお気に入りのバワ建築を見つけてみてくださいね。

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